2008年01月15日

わさびの幸せ  ゲスト NO,11

皆さんこんにちはるんるん

今日は皆さんにご報告があります。
我が家でお預かりしているわさびの件ですが結果から申し上げます。
わさびは我が家の4頭目の子として迎え入れる事に決めました。

わさびの里親募集については散々悩みました。

わさびはとても素直な子で頭も良くて本当にいい子です。
わさびの過去も含めて愛してくださる方は必ず居ると思います。
それならば里親様を募集して新しい犬生へと送り出すのが私の役目です。
ですが、わさびには心配な点がいくつかありました。
わさびは人間に対して恐怖を抱いているという精神的な心配もその一つです。
でもそれは今後ゆっくりと里親様との時間が解決してくれる事だと思っています。
だからその点につきましてはそれほど心配していませんでした。
私達が心配していたのはわさびの体についてです。

わさびはミニチュアダックスのワイヤーヘアーでその中でも珍しいチョコレートダップルというカラーです。
この配色を作りだすに当たってかなりムリなブリーディングだったのではないかと思われます。
そのせいもあるのか、これまでの過酷な環境のせいなのか、生まれもったものなのかはわかりませんが、わさびは非常に弱いです。
血液を調べたりした結果、血液上では特別な問題はみつかりませんでした。
しかし今までブログには書いてきませんでしたが実際には多々体調を壊す事がありました。
先日の肛門からの出血もその一つです。

わさびはどうやら心臓があまり強くないようです。
心臓が悪い訳ではありません。
弱いのです。
わさびはまだ3歳半という若さです。
それなのに心臓の鼓動が老犬並みに弱いそうです。
獣医の見解によると、

「もっと詳しく調べてみないと何とも言えませんが、聴診の段階では雑音は入りません。でも心音が弱いかと思われます。例えるなら老犬並だと思います。若い犬でこういった心臓音はあまり聞いた事がありません。わさび君が異常に疲れやすいのも普段すぐに体調を崩す事も、この事が原因だと思われます。」

年末の事でした。
だから年が明けてから一度詳しく調べてみようかと思っていました。

その頃に かのこの里親様が決定 して、その方のお知り合いとのお見合いが入るかもと、お伝えさせて頂きました。
実は先週日曜日の6日にお見合いをさせて頂いたんです。

わさびのお見合い相手の方はとても素晴らしい方でした。
かのこの里親様が仰る通りの方でした。

かのこの里親様がこの方にわさびの今後が気になると言っていたのは、わさびの体の事を私が相談していたからです。
実はかのこの里親様も今回わさびとお見合いしてくださった方も20年位に渡り、犬や猫の保護活動をされてきた方です。
特にかのこの里親様は今まで本当に沢山の犬や猫を保護されてきました。
その中でも里子に出せない子も沢山居たそうです。
主に病気を抱えた子は決して里子には出さずにご自分の子として暮らしていました。
だから犬の病気などに関してはとても詳しく、わさびの状況をずっと相談してきました。
それでも私が里子に出すと決めていたので、お友達に相談してくださったんです。
そして先日のお見合いに繋がりました。

その席でわさびの体調に関しては大した問題ではありませんでした。
お見合い相手の方も今までそういった子を診てこられたので、

「こんなに素直で可愛い子ならそんな事全く気にしません。」

と仰ってくれました。
しかし、しばらくしてからその方が仰いました。

「この子を家で引き取る事にしたら必ず幸せにします。でも申し訳ないけど私は辞退させて頂きます。私自身はこの子を幸せにする自信があるのよ。でもね、この子がそれを望んでいる様には思えないの。私にはこの子が求めてるのがあなただとしか思えないの。私もたくさんの犬や猫を見てきたわ。でもその都度その子達に合った方へ送り出してきたの。でもどうしても里子に出せない子もいたの。病気を持ってる子以外にも。その子達は皆わさび君と同じ様に自分を求めてる気がしたから。だから私にはわさび君からあなたを取り上げる様な事が出来ないの。わさび君の事は大好きよ。幸せにしたいと思うわ。でも私にはあなたとわさび君を引き離す事が最良の結果だと思えないの。ごめんなさい。わさび君の気持ちを思うと私にはあなた達を引き離す事は出来ません。 I さん (かのこの里親様) もそう感じていたから私にわさび君の事を相談してきたのよ。」

私は何だかよくわかりませんでした。
もちろんお見合い相手の方が仰っている事はきちんと理解していました。

『わさびが求める幸せ』 

それが私の元にある?
かのこの里親様もお見合い相手の方も同じ様に仰いました。
完全に頭が混乱して何だか訳がわからず思わず泣いてしまいました。

私がわさびの事を強く思いすぎてそういった状況を作ってしまったのだと思いました。
わさびは今まで人の愛情を受けた事がないから、初めて触れた人を慕うのは当然の事だと思います。
その事は理解していました。
だから今まで里子に出してきた子達と同じ様に接してきました。
今までの私と何が違ったんだろう。。。

色んな事が頭を巡り恥ずかしげもなくその方のお宅で大泣きしてしまいました。

ただ一つちゃんと理解できたのは、お見合い相手の方はわさびの気持ちを考えて私にアドバイスをくれた事。
とても素晴らしい方だという事。

その後、私はその方のお宅を後にしました。

そのまま自宅は帰り、事の次第を夫に話しました。

「僕はこの前も言ったよね。わさびを家の子にしたいって。僕も考えたんだ。わさびはいい子だからきっといい人に会えると思う。でも僕はわさびを離したくないんだ。でも君がわさびを誰かに託すと言うから反対は出来なかった。でもわさびの体の事とか I さんの言ってる事とか考えたら、家の子にしてもいいと思うんだ。むしろそうすべきだと思う。直接的な保護活動をしてるのは君だけどたまには僕の意見も聞いて欲しい。僕だって家族なんだから。」

夫は以前からわさびを家族に迎え入れたいと話していました。
でも私はそれを許しませんでした。
我が家に居たらいつまでも4番手で、色んな犬が出入りしてわさびが落ち着かないから。
それがわさびの幸せだと思えないから。
必ず素晴らしい人の元へ送り出すのが私の使命だと決めていたから。

先日から私が悩んでいたのはこの事が主な理由でした。
自分はボランティアであって、自分の感情だけで里子に出す子とそうでない子を決めていいはずがないと。
今まで送り出してきた子達の里親様に対して、お気持ちを裏切る行為になるのではないかと。
色んな事が頭を巡り混乱しました。

里子に出せる子は必ず出すべきだと忠告も受けました。

「わさびの体の事を全て承知で受け入れてくれる人は必ず居るから募集をした後で考えても遅くはない。あなたはあくまでもボランティアなのだから、ボランティア活動に徹するべきだ」 と。。。

確かにそう思う方もたくさん居らっしゃると思います。

でも悩むのはもう止めました。
シンプルに考える事にしました。
わさびの体の事。心の事。わさび自身を。全てを私も求めていると。。。
夫と同じ気持ちだという事を。。。

だから私は決めました。
わさびを我が家の家族にしようと。


わさびの過去を知りたくさんの方がわさびにお心を寄せてくださっている事だと思います。
必ず幸せになって欲しいと願ってくださっている方が居る事だと思います。
だから今回の私達のこの決断に納得を出来ない方もいらっしゃると思います
我が家ではいつまでも落ち着かないしかえって不幸にするのではと、危惧される方もいらっしゃると思います。

でもわさびは必ず私達の手で幸せにします。
いえ、一緒に幸せを築いていきます。
わさびの体に何か大変な事が見つかったとしても、少しでも改善するようにちゃんとした治療を続けていきます。

その為にこれからの保護活動がおろそかにならない様に、私達夫婦で出来る限りやっていこうと思います。

わさびの幸せを一緒に願ってくださった皆様。
皆様にお約束致します。


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それでは皆さん又明日お会いしましょうぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

ニックネーム みぞ at 10:00| Comment(38) | 保護活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする