2008年06月20日

2008年6月19日。
昨日の15時頃、ひとつの尊い命が虹の橋を渡りました。
彼女の名前はマリリンです。

彼女はセンターに収容されました。 
とてもガリガリに痩せ細った姿で。。。
でもとても元気で人懐こい子でした。
その痩せ細った姿から誰もが彼女が妊娠しているとは気づきませんでした。
誰も彼女の妊娠に気づかぬまま、火曜日の夜中から水曜日の朝方にかけて、彼女はセンターの中で子犬を産みました。
水曜日の朝に職員が出勤すると、彼女は子犬を産んだまま力尽きて大量に出血して倒れ込んでいました。
彼女はそれでも子犬を大事そうに胸に抱いていたそうです。
残された力で子犬を胸元で暖めていたそうです。
職員が驚いて確認したところ、子犬はみな死産だったそうです。
既に命の灯火が消えた子犬を彼女は大事に抱えていたそうです。
職員が子犬を彼女から引き離しました。
でも彼女にはその子犬を取り返す力すら残っていませんでした。

そして昨日木曜日。。。
私は別件でセンターを訪れていました。
収容された子達を見ていると同行していたボラ仲間が心配そうに彼女を見つめていました。
倒れたまま身動きしない彼女。。。
すぐに扉の中に入り彼女の容態を確認しました。
手を触れた瞬間。
私は驚きました。
体験した事の無い冷たさ。
命ある犬の体温とは思えませんでした。
その体は驚くほど冷たかったのです。
そして彼女は目から涙を流していました。
子宮からの出血も確認できます。
私達は急いで彼女を引き出し、その足で病院に行きました。
病院に行くまでにボラ仲間が彼女に名前を付けました。
『マリリン』 という名を。。。


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病院に着いたのは13時40分頃です。
休憩時間だったにも関わらず先生はすぐに診てくれました。
その場でできる限りの処置をしてくれました。
点滴を打った彼女はほんの少しですが顔を私達の方に動かしました。
『きっと助かる。動くことも出来なかった彼女が頭を動かしている』
そう思い、休憩時間中の病院なのでひとまず彼女を病院に預けて一度外に出ました。
午後の診療開始は15時です。
丁度その頃、彼女は力尽きました。
私達が再び訪れる直前に彼女は力尽きました。


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私達が病院を出る前には自力で起き上がろうとしていたのに。。。
でも彼女は虹の橋を渡りました。

今でも彼女を抱きかかえた感触が残っています。
体つきはごんたと変わらないのに、彼女は10キロしかありませんでした。
本来なら15キロはあっていいはずの体長なのに。。。
でもその体は全身の力が抜けていたのでとても重たく感じられました。

センターへ行くのがもう少し早ければ彼女は助かったのだろうか?
もう少し早く先生に診てもらえれば彼女は助かったのだろうか?

私にはわからない。
わからないけど、彼女はもうこの世界には居ません。
せめて彼女を見送りたい。
今日、マリリンを火葬霊園へ連れて行きます。

ニックネーム みぞ at 00:32| Comment(38) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする