2008年06月21日

気高い亡骸

昨日、マリリンを火葬してきました。
そして今日の午後にそのお骨は共同墓地に埋葬されます。
彼女の最期の姿です。
見てあげてください。


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見るのは辛いと言う方も居るかもしれません。
わざわざ見せる必要は無いと思う方も居るかもしれません。
でも彼女の最期の姿を見て欲しいのです。
彼女は最期の時まで必死で闘いました。
既に命の無い我が子を抱きしめて。


センターの職員もまさか彼女が子供を産むなんて想像も出来なかったでしょう。
だから彼女の姿を見た時は本当に驚いたと思います。
でもセンターではなんの処置も出来ません。
したくても処置する術が無いのです。
体温が下がった彼女の体を毛布でくるむ事しか出来ませんでした。
彼女一人だけを別部屋に寝かせてあげる事しか出来ませんでした。
それがセンターに出来る精一杯でした。
悲しいけれどこれが現実です。
センター職員にも心があります。
どんどん弱っていく彼女を見ているのはやはり辛かったと思います。
彼らもまた、闘ったのだと思います。
助けたいと思う自分達の気持ちと、守らねばいけない決められた規則と闘ったのだと思います。


マリリンの最期はとても辛いものでした。
その姿を公開するのは躊躇いました。
でもこれが私達人間が彼女にした仕打ちなんです。
本来なら大切に育てられ沢山愛されているはずの命なのに。
彼女を殺したのは紛れも無く人間です。
マリリンがどういった経緯で放浪して捕獲されたのかはわかりません。
最初は飼われていたのかもしれません。
最初から野良の子なのかもしれません。
正確な事は誰にもわかりません。
でもあの痩せ細った姿は少しの期間放浪していた訳ではありません。
長い期間食べることも満足に出来ずに放浪していたのです。
その間、誰一人の人間の目にも触れなかったとは思えません。
彼女の痩せ細った姿を見て何か感じた人間は居なかったのでしょうか?

彼女は人間に対しての警戒心はありませんでした。
むしろ人懐こい子でした。
最初から野良の子はあんな風にすぐに初対面の人間に懐いたりはしません。
それから考えるとおそらくは飼われていた時期があったはずです。
何故彼女を放棄したのですか?
何故彼女は放棄されなければいけなかったのですか?
全て人間がしたことです。
そしてそのせいで彼女の最期の時はこんなにも辛いものになったのです。

彼女の最期の姿はあなたに何を問いかけますか?
彼女の最期の姿はあなたに何を教えていますか?
彼女の気高い亡骸を見てあなたは何を思いますか?


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マリリンのための祭壇です。


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これからはこの場所で静かに眠ります。

どうか彼女の来世は幸せなものでありますように。。。
どうか人間の身勝手で殺された沢山の命が無事に天に召されますように。。。











ニックネーム みぞ at 10:48| Comment(22) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする