2007年10月26日

動物保護指導センター B

皆さんこんにちはるんるん

昨日は夫 (こうちゃん) がお休みでした。
こうちゃんに3わんずと一緒にお留守番してもらい私は、『動物保護指導センター』 へ行ってきました。


今回は引き出し要請の為ではありませんが、収容されている子達を見てセンター職員と話をする為に行ってきました。
引き出し要請の為だけでなく、たまにこうしてセンター職員とのお話も兼ねて訪れる事もとても重要な事だと思っています。
普段からある程度のコミュニケーションをきちんと取っていれば、何かあった際に突然引き出しする時も、譲渡対象犬としてセンターに長く保護して貰う為の交渉をする時もスムーズになるからです。

昨日は子犬が10頭程収容されていました。
まだ2〜3ヶ月くらいの子犬達で、皆丸々とした健康体です。
センターに入ってからきちんとごはんを食べられるので太った子も居れば、飼い主が持ち込んできた時から太っていた子も居ます。

この子犬達は全て譲渡対象犬なので、少し長くセンターにいれる事になっています。
何人かの方々から、子犬希望で問い合わせが入ってるそうです。
その方達の家族になれれば。。。

私は基本的に成犬を保護する様にしています。
昨日の時点で収容されている成犬は純血種ばかりでした。
センター職員が言いました。
「今収容されている成犬達は皆どの子も性格がいいです。人に噛み付く気配も無ければ、むしろ皆愛嬌のある子達ばかりです」
では何故捨てられたのか?
理由は・・・
ほとんどの子が病気を持っていたからだと思います。

歩く事はおろか、立つ事にさえ必死な子も居ました。
老犬でしょう。。。
こんな年齢になるまで一緒に暮らしていたのに、最期の時を何故こんな冷たいコンクリートの四角く囲まれた窓も無い部屋で過ごさなければいけないのでしょうか?
鳴く気力も無い子をどうして最期まで看取ることが出来ないのでしょうか?
ただ一緒に居て、その手で撫でてあげればそれだけで幸せな最期を迎えられるはずなのに。

年老いた子はいらないの?
病気をしたから?
介護が面倒になったから?
お金がかかるから?

何処に、誰にぶつければいいのかわからない怒りが頭の中をグルグルまわります。

そんな間もガラス扉の向こう側から私を見つめる犬達の目。
ただ、撫でて、一緒に居て欲しい。
必死で私達を見つめていました。

病気を持った子達は譲渡対象犬にはなれません。
何日かたったら処分される運命です。

私はそれをわかっています。
私はそれをきちんと理解しています。
私は処分される日がいつなのかも知っています。

でも、わかってても、全ての子を助ける事が出来ません。
無力な私はここを訪れた時点でどの子を自分が保護するのか?
どの子がセンターから譲渡される可能性が高いのか?
考えて決めなければいけません。
私がこの子を保護する。
と、決めた裏では必ず私が見捨てなければいけない命があるのです。

『センターを訪れて保護して自分の家で一緒に暮らして里親へ引き渡す』

この事を人は 「凄いね。偉いね。」 と言います。
でも凄い事でも偉い事でもありません。

保護した裏ではこの何倍もの命を見捨てているから。
処分される命を知ってて何も出来ないから。
泣き叫ぶ子達の声を振り払い、センターを出なくてはいけないから。


昨日もセンターを出た後、怒りや悲しみや情けない気持ちが入り混じり大声で泣きました。
そんな自分がイヤになり更に泣きました。


これを読んでいる皆さん。
どうか知ってください。
皆さんの隣に居る犬や猫も決して例外ではありません。
もしその子が皆さんのお家の子じゃなかったら?
簡単に命を捨ててしまう様な人間の家で飼われていたら?
その子の親や子や兄弟は?

一つでも運命が違っていたら、皆さんの隣に居る愛しい子達も私がセンターで見てきた子達と同じ運命になっていたかもしれません。


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この写真はきなこがセンターに収容された直後の写真です。
この写真を見た限りでは、ごはんをきちんと食べていたであろう事がわかります。
毛艶も良くて、ある程度の世話をされていたであろう事がわかります。
なのに、きなこはセンターに収容されて明日をも知れない運命になりました。
今は元気で幸せいっぱいで、新しいスタートラインに立っています。


20071026-2.jpg



ごんたは9年前にある会社の駐車場で産まれました。
母犬は他にも何頭かの子犬を産みました。
ごんたの父犬、母犬は野良犬でした。
野良犬がある会社の駐車場に住み着き、そこを寝床にしていました。
当然世話をしてくれる人は居ません。
その会社の人達がたまにごはんをあげていたそうです。
そして子犬が産まれました。
その内の1頭がごんたです。
ごんたは他の子犬に比べて成長が遅くて、動きも鈍くて、怖がりで、おおよそ可愛いと呼べる子じゃなかったそうです。
だから誰にも相手にされずにいつも1頭だけで駐車場の隅にうずくまっていたそうです。
他の子犬はあちこち動き回るので、捕まえる事が出来ずにいました。
だからごんたを連れてきた男は近くに居て動かないごんたを拾ってきました。
しかし足が悪くて動けなかった事に気づいた男はごんたを又捨てようとしました。
でも当時私が勤めていた会社の人達のおかげで助ける事が出来ました。
そして今があります。


20071026-3.jpg



あずきは、こうちゃんがショップで一目ぼれしました。
本当に偶然訪れたショップに居たのがあずきです。
あずきはお金を出して買ってきた子です。
でもお金を出したから愛しい訳ではありません。


20071026-4.jpg



つくねは今年の2月にボランティア仲間の自宅に放棄されました。
その辺に放すのではなく、保護活動をしている仲間の家に放棄されました。
これは明らかな確信犯です。
でも、もしその辺に放棄されていたら、つくねは私の手元に居なかった事でしょう。


皆何か一つでもきっかけが違えば別の運命を辿っていた事でしょう。
だからこそ、この子達もセンターに収容されている子達と何の変わりもないのです。
同じ命です。同じ運命を辿っていたかもしれない命です。
皆さんの隣に居る子達と同じ命なんです。。。


それでは皆さん又明日お会いしましょう猫(足)























ニックネーム みぞ at 12:58| Comment(8) | 保護活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分に大きな大きな力があったら保護センターの子達をみんな救えるのに!と思うみぞさんのジレンマよくわかります
私たちに出来ることってどうしてこんなに小さいことで、限界があるのでしょう
でも、ごんちゃん、つくね君、とうふ君、モナカちゃん、きなこちゃんがしあわせでいることはかけがえのない事実です
私も、今までは傍観者でしかなかったけど
撫子ちゃんを知ってから自分に出来ることがわかって自信になりました
みんなに最初の1歩を踏んで欲しいですね
 
ごんちゃんはこうちゃんとみぞさんの馴れ初めの一部始終を知ってるんですか?
ごんちゃん、こっそりおせーてね。
 
Posted by 撫子まま at 2007年10月26日 15:31
今日の記事は涙無しには読めません・・・

今日、調べ物があったので区役所のHPを見ていたのですが、
そこにリンクされている動物保護のページを見て衝撃を受けていたところです。
(今日の自分の記事でアップしようと思っていたので、こちらの記事も紹介させてください)

どうして自分の家族として迎えた小さな命を簡単に捨ててしまうことが出来るのか。
いつも悲しくなります。

「私がこの子を保護する。と、決めた裏では必ず私が見捨てなければいけない命があるのです。」
心に響きますが、その「この子」も保護していただかなかったら、全ての命が見捨てられてしまうのです。

みぞさんが助けてあげられなかった子達は必ず、今度こそ幸せになるため!と、生まれ変わってくることでしょう。
「助けてあげられなかった」のではなく、新しい幸せへと旅立たせてあげたと思いましょう。


そ〜かぁ。
ごんちゃんは、みぞさんとこうちゃんの馴れ初めを知ってるんですね。
ふふふ。私も聞きたい♪
Posted by うなぎママ at 2007年10月26日 16:07
> 撫子まま 様

本当ですね。
どうして自分に出来る事はこんなに小さいんでしょうか。
センターへ行く度にそのことを思い知らされます。
収容されてる子達はまっすぐに私を見つめてきます。
その目を外す事がこんなに苦しいものだとイヤというほど思い知りました。
でも小さくても限界があっても自分に出来る事をやっていこうと思います。
1つずつ確実にこなしていこうと思います。
昨日改めてそう思いました。

こうちゃんとみぞの馴れ初めですか?
ごんたは全部知ってますよ。
こうちゃんが知らないみぞのひとりごとまでごんたは知ってます。
フフフ。。。
Posted by みぞ at 2007年10月26日 21:11
> うなぎママ 様

そうでしたか。
動物保護のページを見ましたか。
私も毎日見てます。
そして毎日入れ替わり収容されてくる子の情報を見てはため息の毎日です。
見ないでいる事は簡単です。
でもあえてそれを見て知る事は、絶対に必要な事だと思います。
知った上でその事を人に伝える事も。。。
そういう事で少しずつ悲惨な最期を迎える動物が減っていけば。と願います。
今度こそ幸せな一生を送るために生まれ変われると信じたいですね。

撫子ままさんもうなぎママさんも、こうちゃんとみぞの馴れ初め聞きたいなんて。。。
そんな大したもんじゃないですよぉ〜  (T▽T;)

Posted by みぞ at 2007年10月26日 21:23
こんにちわ。
"ぶりき"さんをもらって以来
保護センターに足を運んでいません。

体調が悪いだけなんですけどね^^;

実は、保護センターでの躾のお勉強会(飼い主がお話を聞くだけ)
に、申し込んでたんですけど
"ぶりき"さんのヒートが始まってしまい
(( アタフタ o( ̄▽ ̄;)三(; ̄▽ ̄)o アタフタ ))

結局、行けませんでした。

21万で買った犬を自慢していたおばさんは
抱っこ散歩でご近所のワンちゃんの
飼い主さんに挨拶して回ってるそうです。

ひとまず、よかったです。

ご近所の奥さんが
プードル(またもや^^;)の小犬を
貰う事になりインターネットされていなかったので
10戒やら躾の資料やらトリミングの方法やら
インターネットで調べまくって
印刷してお渡ししました。

この程度の事しかできませんが
少しは、ワンちゃんの為になったかなぁ。。。
Posted by Migeル at 2007年10月26日 21:51
> Migeル 様

ご近所のおばさんのお家のわんちゃん。
元気みたいですね。
良かったです。安心しましたね。
でも相変わらず自慢して回ってるようで ( ̄ー ̄;
それもこれもその子が可愛いくて仕方ないからだと思いましょう。

Migeルさん、素晴らしいです ヽ(゚◇゚ )ノ
犬を飼おうとする方にご自分で色々調べて資料をお渡しするなんて中々出来る事ではありませんよ。
「この程度」 なんかじゃないです。
十分にわんちゃんの為になってますよ。
プードルを飼われる方は、これからきっとずっと大切にして暮らしていくと思います。

ぶりきちゃん、見れば見るほどあずきに似てる気がします。
美人だなぁ (●´ω`●)ゞ

Posted by みぞ at 2007年10月26日 22:48
はじめまして。
みぞさん、保護センターに足を運ぶことができるだけでも、いつも頭が下がります。
助けを必要としているWANがいると分っていても、勇気が出ずにいます。
果たして引き受けられる状況や環境が整っているのか、というと全くそうではない、という自分がいるからです。
命は尊いですよね。それも分っている。
我が家は今、8WANおります。
プラス1WAN以上の受入れは、経済的にもですが、物理的にもムリがあります。
加えてウチのWANたちは私が仕事をしているのでお留守番WANです。
ほんとに時々参加する資金集めのフリマの手伝いの他に、私にできることって、何だろう?
ほんとにジレンマです。
Posted by まりん at 2007年10月27日 10:04
> まりん 様

ご訪問&コメントありがとうございます

まりん様、はじめまして。
まりん様のお宅には8わんこも居るんですね。
それってとても素敵な事ですよ。
そしてまりん様はその他にもフリマのお手伝いをされている。
十分です。十分やっておられますよ。
だってまりん様の隣に居る8わんこ達はまりん様が居なければそこには居なかった子達ですから。
その子達がまりん様が今まで色々とやってこられた証です。
ゆるぎない証です。
それだけではなく更にご自分に出来る事を探そうとされています。
そう思う事だけでも中々出来ない事です。
事実私も悩み続けた日がありました。
そんな自分がイヤになった時もあります。
今、まりん様が抱えているジレンマと同じ気持ちだと思います。
今も自分に何が出来るかよくわかっていません。
それでもとりあえず試行錯誤しながら前に進んでみようと思います。
まりん様が出来る事。
それが何なのか私にもよくわかりません。
でもこうして考えているだけでも大きな1歩だと思うのです。
将来的に出来る日が来た時に進む為の大きな1歩だと思うのです。
私とまりん様がやれる事は違うかもしれません。
でも必ずどこか同じ気持ちで繋がっていると思います。
それが強い心の支えになります。
まりん様の言葉が私の支えになります。
それは紛れもなくまりん様が私にしてくださった事です。
あなたの言葉が今の私を支えてくれます。
ありがとうございます。
私はこうして皆さんのお気持ちに支えられながら頑張っていけるんです。
本当にありがとうございます。


Posted by みぞ at 2007年10月27日 11:34